baker お菓子な思い出に涙する

2025年06月22日 16:21
カテゴリ: 2025・6月

それにしても暑い日が続きますね💦 

今週、明日から梅雨☔が戻って来るらしいですょ。

・・・・・・・  

パンばかり並べているから、
もう菓子は焼かないと思われても仕方ないなぁ…
しみじみ反省のBitteです。

忘れているわけではありません。 
何をどの製法で作ろう〜🤔❓️ 

レシピを書き起こしては…
ちょいと試作しては…
あ〜でもない、こ〜でもないと、
時間だけが過ぎてしまい、ごめんなさい🙇 

・・・・・・・  

元はと言えば、お菓子はナゼにこれほど添加物が多いのか❓️
こんな素朴な疑問から製菓の世界に飛び込んだbakerです。

「添加物を使わないように作る」をコンセプトの師匠の元で学び、
菓子やパンを作りながら現在に至っています。
(最近は菓子が並ばないけど)

だったら、その師匠から学んだ菓子を作れば良いじゃないか❓️

それが、そう簡単ではありませんで…。

・・・・・・・  

今まで、何かにつけ解らないことを放置せず、調べたり、専門家に聞いたりして来ました。


今回の投稿に纏わる思い出は、ずいぶん前に遡ります。

このBitteを開店して2〜3年ほど経った頃でしょうか。

とある人から
「許認可業種(例えば酒造業)または製パン業者(ベーカリー)以外の者が、
酵母をおこして製品を作り、それを販売することは認められていない」と
言われたことから始まりました。


えぇ🫢❓️私がやろうとしていることは、私には出来ないことなの❓️

その頃、膨張剤(ベーキングパウダー)の代わりに酵母を、
自家製酵母を使うレシピを考えていた私に待った🖐️❗️が、
かかったわけです。

その頃、調べても調べても埓が明かず、
結局、所轄省庁に出向いて講義を受けることになりました。
抗議ではありませんょ~。
講義、レクチャーですょ😁

「あのぉ〜営業登録は菓子屋なんですが、
知り合いから酵母に関する話を聞いて…詳しく教えてください」

別室に案内され、枕にしても高すぎるようなぶ厚い法令書を渡され、
ココに書いてある通りなんですょ。

そこには、みっしりと小さい字で厳然たる決まりごとが揺るがないよう
理路整然と書かれていた。
私のような菓子製造業では許可されないと明確に判断できる内容だった。

その時の私は、自分では解らないが、
きっと今にも泣き出しそうな顔をしていたに違いない。 

それから…管轄課長と思しき上司の方、係の方、そして私。
ほぼ半日ほどの時間を掛け、悩みに悩んで編み出した答えが…
「パンを焼く」ということでした。

担当課長らしき上司の方が
「自家製の酵母で作っています。
その酵母で焼いた菓子がこちら…
そして同じ酵母で焼いたパンがこちら。
常に、誰もが解る状態にしておいて下さいね」

私の記憶から、この苦肉の策とも見えるアドバイスは、
これからも一生離れないと思う。
きっと、基本から百歩も二百歩も譲った考え方、
言ってみれば拡大解釈に違いない。

思った。
国のお役人にも、このような人情溢れる方がいたのだ…。

私のような、どちらかと言えば〝困ったちゃん〟に対して、
本人の希望が叶うよう発案してくださった。
今でも忘れられない。
この上司の方に足を向けて寝られない。

・・・・・・・ 

なのに、今はパンばかり並べて、肝心の菓子が…。

思い出話に浸っている場合ではない。

ちゃんと正しい方向を向いて、正規な営業のやり方をせねば💦

あの上司の方に失礼、いゃ 仁義を欠くと言うものだ。

もう少し、お待ちください。
そっと静かに現れます。

よろしくお願いいたします。

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